盆送り
5−Dの佐藤剛さん、森脇さん夫妻とホテルで集合。森脇さんの招待で貴船の川床料理屋「栃喜久」の会席料理で昼食。鮎の石焼きが絶品。市内と貴船では3度ほど温度差があるうえに、床下には川の水が流れ自然のクーラーのようで真夏とはいえとても涼しい。
貴船山と鞍馬山に挟まれた谷間の川辺の景色がきれいで、話もはずみ、昼間だというのに、ビールから始まり、白ワインを2本空け、最後は冷酒もいただいてしまった。
午後はホテルでひとやすみ。リラクゼーションルームで足ツボマッサージを30分。背中と肩マッサージを1時間。あまり気持ち良くて半分はねていた。
冷たいシャワーをあび、目をさまし、6時半に祇園の歌舞練場へ。今夜は歌舞練場での一青窈さんのライブをたのしむ。
ライブの途中で森脇さんにうながされ会場をあとにし、下鴨神社付近にもどり、五山の送り火をみる。祖母さんが浄土宗大本山・知恩院に眠っていて毎年祖母さんの魂の供養にと盆の時期は京都を訪れている。
午後8時に市内の明かりが消え、東山の『大文字』に火が点灯される。盆に帰ってきた先祖の魂は、その後、南無妙法蓮華経をあらわす『妙・法』の火に送られ『舟形』にのり『鳥居』をくぐり、西の『大文字』の火におくられ浄土に帰っていく。妙法、舟形、鳥居の意味は分かるが『大』がよく分からない。
友人の松山氏から、ある作家の説によると室町将軍・足利義満が五山の送り火をはじめた当時は『大』は『天』だったらしい。天へかえる魂が火に送られまた天に帰るということらしいと聞いた。じゃあ、なんで天が大に変わったかというと、天は天子さま=天皇をあらすことにもなるので、その後、朝廷にはばかって大文字にしたのだという。これなら辻褄もあうかもしれないと妙に納得。
ライブの打ち上げが木屋町のリバーサイド・オリエンタルで行われた。半分ほどしか観てないので参加しにくかったが、サンクリの鈴置社長から「このままバッくれて祇園の姐さん方としんねこ禁止です」と電話が入り会場へ向かう。会場で紹介された一青窈さんに「陽水の『ジェラシー』良かったですよ」と声をかけると嬉しそうな
笑顔が可愛かった。