2009年6月26日
朝、コーヒーを沸かしテレビをつけると「マイケル・ジ
ャクソン死亡」というニュースが流れていた。今までも
何度かデマのような死亡説が流れたことがあるが、どう
やら今度は本当のようだ。
ロスアンゼルス現地からのヘリコプター中継の画面には、
UCLA病院の前に大勢の人が駆けつけていた。いかに
も野次馬的な人もいれば、LOVE MICHEL と
書いたプラカードを掲げている人もいれば泣いてる人も
いた。各局このニュースを取りあげていたが、デーブ・
スペクターのコメントが一番優秀だった。彼が言ってい
たのはこんなことだった。
「こどもの時から大スターで名声と、金で買える物はな
んでも手に入れることができた。でも、こどもの時か
ら友達はいないし、まわりに群がった人々は金に群が
ってきたんだろう。金でなんでも買える人という者は
好むと好まざるにかかわらず、そうにしかならないん
だ。性的幼児虐待などといわれたが、純粋なこころを
もっているこどもしか愛せなかったのじゃないかな。
人種差別。名声。金銭感覚のマヒ。人間不信。病気。
孤独。稀代希なる才能は稀代希なる過酷な人生を歩か
ざるを得なかったんじゃないだろうか」と。
いつもテレビで見かける度にうざい奴、アメリカの親父
ギャグ野郎とばかり思っていたが、デーブ・スペクター
を初めて認めたのが今朝のコメントだった。
もし、マイケルジャクソンにもう一度生まれ変わったら
マイケル・ジャクソンしますか? と聞くことができた
としたらなんと答えるだろうか。
NO と言うかもしれない。
マイケル・ジャクソンのファンになってマイケルの音楽
をいつまでも楽しんでいたいと言うかもしれない。
と、デーブ・スペクターのコメントを聞いて思った。
アーメン。