2010年6月2日
二宮金次郎の銅像はもう日本中にはほとんどないそうだ。
その前になぜ二宮金次郎の銅像が小学校にあるかを調べ
ると、
「二宮金次郎は幕末の貧しい農民で、苦労しながら学ん
で成功した人です。努力して武士の身分にまでになっ
た彼は、明治時代、農地改革に尽力を尽くしました。
昭和の初めの頃、大日本帝国主義をとった日本政府は、
彼の姿勢を戦争に利用するために、銅像にして全国に
建てたのです。そのため、戦後、多くの銅像がとりは
ずされました」
ほとんどが取り外されたようです。
でも、大日本帝国主義とは別に、純粋に彼の業績や姿を
奨励するものとして、銅像が建てられた学校もあります
とも書いてありましたから、わたしの通った岡﨑市立根
石小学校にあった金次郎の銅像は、とりはずし忘れたも
のか、純粋な奨励の心で建てられたものなのかのどちら
かでしょう。初めて小学校に上がった日は桜が満開だっ
た。講堂で入学式を終え教室に入るとほどなく短軀なが
ら太った大きな体の先生があらわれ、黒板に
「まつの」とおお書きし、
みなさんおはようございます。
わたしの名前はまつのですとおお声で自己紹介した。
おふくろは、自分の名前をあんなに大きく書く人があり
ますかと言っていた。その、小学一年生の時の担任の松
野先生に聞いてみればわかるのでしょうが、あいにく先
生は随分前に鬼籍に入られた。あれから幾星霜。感ずる
のは、少年老い易く学成りがたし、である。
みなさんご存じの金さんは、腕をまくり上げるとこの桜
吹雪の刺青を見忘れたかァ、ええ? とお白州で叫ぶテ
レビで有名な人でありましょうが、金次郎は薪を背負い
歩きながら本を読んでいるちょんまげがかわいい子ども
です。
貧乏な家で育った金君は朝から晩まで働いていました。
本を読む時間があればその分働け! と家では勉強させ
てもらえませんでした。そこで金君は薪を背負いながら
本を読み勉強に励み、そして知識を得て、長じて日本の
農政に大きな貢献をしました。
この幼少時のエピソードは、昔の日本は勉強すると叱ら
れたというという話しにも聞こえますが、金君のおとう
さんとおかあさんは小さい頃に亡くなってしまい、それ
を憐れんだ叔父さんが貧困の中で孤児の金君を預かり育
てたという背景の中のことですから勉強する時間はなか
ったのでしょう。金次郎はこの叔父さんに感謝の気持ち
を持ちつづけた一生を送ったと思います。
そば屋のある岡町で、徳川家の菩提寺である大樹寺見物
に行くという写真家と別れ、二宮金次郎の銅像があった
根石小学校のある丘を右手に見、Yの呉服屋がある伝馬
通りを西に康生町のラグスローに到着。今夜のパーティ
ーの主役のROCKBANDサムロックスのメンバーと
合流。
当夜のイベントは、
サムライ日本プロジェクト公式イベント
http//www.samurai-nippon.jp
「サムロック☆ナイト VOL・0」
Live&DJ
Rock’n Roll AllNight
Open Start 20:00
ひかりのラウンジbY Ragslow
安藤竜二氏が主宰するサムライ日本プロ
ジェクトの公式イベントと位置づけられる。
サムライ日本プロジェクトは、ここ三河の岡﨑で興り、
現在全国6地域で各地の自慢の逸品が「サムロックブラ
ンド」として地域から発信され全国に展開されていて、
東京表参道ヒルズやニューヨークでのイベントに出品さ
れている。安藤竜二氏が興したこのプロジェクトは「地
域発展の新しいかたち」として毎週のようにメディアで
取りあげられている。「つながる」をテーマに、人と人、
モノとモノ、若者と大人、地域と地域、志と夢、、、と
いう想いで興ったこのプロジェクトの初の公式イベント
が行われるというので、わたしは駆けつけたのである。
駆けつけたばかりでなく、安藤竜二率いる新人バンド・
サムロックスのライブに華を添えようと、Julieを
ゲスト出演させにきたのである。
ちなみにJulieのインフォメーションは、
myspace:http//www.myspace.com./julierojersir
ひかりのラウンジに100名ほどお客さんがわんさかと
つめかけて居場所もないほどの大盛況。当夜は名古屋か
らコンサートビジネスを展開しているサンデーフォーク
プロモーションの幹部やFM愛知のディレクターの方々
も駆けつけてくれ、おおいに盛り上がったのであります。
安藤チームとは別に東京Julie組は明大寺橋近くの
焼鳥屋にて簡単な打ち上げ。呉服屋のYとディレクター
のSDが初対面にもかかわらず、年齢差30歳もものと
もせず、レッド・ツッエペリン話で盛りあがって、焼鳥
屋のおかみさんにお客さん達看板ですよーといわれても
終わることなく、そのまま、ビールや焼酎買い込み、司
馬遼太郎さんも宿泊した旧城下の川沿いにある宿に流れ
込んでの部屋飲み。サムロックナイトの2次会は真夜中
に突入したのでございます。