2006年7月17日
しばらくブログエントリーのお休みが続いてしまった。
チャチャ入れ1点張りのござるのH氏や数は少なけれどお前の言
うことはナンジャラホイと岡崎堂を訪ねてくれる方々の楽しみ
(?)を損ねたことに平身低頭でござる。
理由は簡単で書く時間がなかったことです。もうすこし正直なと
ころは時間ばかりでもありませんでした。意気も消沈していまし
た。7月13日には古くからの友人が亡くなったのです。しかも
後輩です。
音楽業界に入ったころからの知り合いで、風やイルカのディレク
ターだったクラウンレコードの中根さんです。
通夜には、伊勢正三さんやイルカさんや山田パンダさんや宇佐元
恭一さんや石川鷹彦さんや尾崎亜美さんなど中根さんと一緒に仕
事をした人たちが参列しました。僕の音楽仕事のスタート時に出
会ったなつかしき人々が集合してくれました。
派手やかな楽しいことが好きだった故人を偲び通夜は当時の思い
出話に花を咲かせ明るく振る舞いましたが、誰も彼もその若すぎ
る死に心を痛めていました。しんみりするとつい涙がこぼれそう
になるので皆さん明るく送りましょうよ。とイルカさんが音頭を
とり、酒を酌み交わし当時の馬鹿話に笑いもそえて中根君を送り
ました。
通夜の帰りに、同じく後輩のSとKとGと4人で連れ立って麻布
のバーへ出かけるとそこにはカラオケがあったので、中根の作っ
た歌(ディレクターとして)を歌おうじゃないかと昔の曲を唄っ
たのですが、門前の小僧習わぬ経を読むとも申しますようにもう
何十年も口にしなかった昔の名曲の数々もやっぱり憶えているも
ので、献杯をささげつつ歌合戦の一夜になりました。
風の名曲「海岸通り」も中根さんの作品で、この歌はKさんが唄
いましたが、
「港に沈む夕日がとてもきれいですね」という詩を、
「港に沈む船がとてもきれいですね」と間違って、
「船沈めてどーするんだァー」
「すいませーん。始めっから唄い直しまーす」
いい大人共がまるで子供のようにはしゃぎながら唄いましたが、
悲しかったなー。
翌、14日は仕事が重なり、本葬・野辺の送りには参列かないま
せんでした。しかし、年下の死は辛いものですね。
その週末からの海の日の連休は「つま恋」で開催された「ap・
bank fes」に参加しました。小林武史さんとミスチルの
桜井さんが提唱する「ap・bank」のイベントです。このイ
ベントの模様は、ホームページに掲載されていますので興味があ
る方はそちらをご覧ください。
もともと小林武史さんとは随分前にロンドンで知り合い、親交は
今に続きますが、小林さんと桜井さんの環境対策運動には僕も共
感していて、小林さんから今井美樹さんの参加要請を受けた僕は、
さっそく小林さんと美樹さんの対面の場をつくったところ、美樹
さんも共感して、昨年は日程の都合で参加できなかったのですが、
今年やっとフェスティバルに参加することができました。
小雨がぱらつくというあいにくの天気模様でしたが、お客さんも
すばらしく本当にいいイベントに参加できました。
ただ個人的には、楽屋ではクーラーが効き過ぎて寒さに震上がり、
外に出れば小雨模様で蒸すったらないくらいに蒸し上がり、体調
管理がむつかしく、その点ではよろしくなかったなあ。
そんなこんなでここしばらくブログはお休み状態でしたが、週も
変わったことですから、また、あることないこと書き続ける毎日
が始まったのでござります。