2006年8月31日
『M:i:Ⅲ』を観ていらい映画を観ていない。 IMFに所
属するトム・クルーズの大活劇物語は意外にすかっと爽
快コカ・コーラで、特に『M:i:Ⅲ』は、 椅子に縛りつけ
られた女房に銃が突きつけられている場面から映画は始
まる。トムも椅子にしばられ自由がきかない。
「10数えるうちに答えろ。どこにある?」
「知らない」
「1」
「本当に知らないんだ!」
「女房の命はいらないんだな。2」
「待ってくれ。今思い出す。彼女を撃ったら殺すぞ!」
「3」
「バチカンにある。バチカンに」
「お前の嘘でこいつの脳みそが破裂するんだな。4」
5・・・6・・・7・・・8・・・9・・・10
やめろー!と叫んだところでバギューン!と銃声が鳴り
画面はいきなりまっくろになってタイトルが表れ主題歌
が流れる。アクションファンにはこたえられない導入部
である。緊張感がギリギリまで高まったところで銃声が
鳴り画面がまっくろになりタイトルがでて音楽がかかる。
というスピード感溢れるこの手法は昔から繰り返し繰り
返し使われた手法で「フレンチ・コネクションⅡ」では
ラストシーンで使われた。刑事ポパイが遠ざかるモータ
ーボートに狙いをつけやっと姿をあらわした犯人に向け
最後の一発を発砲する。バギューン!犯人がグラっとき
たところで突如画面は真っ黒になり、この時はディレク
テッドBYジョン・フランケンハイマーと監督の名前が
出てきた。あんなにかっこよく監督の名前が登場したの
は観たことがなかったなあ。さて。トム・クルーズだが
映画会社から契約解除されたらしいじゃないか。理由は
奇行。なんでも宗教がかっているようで、撮影中でも現
場は振り回され続けたと云う。MIⅢ号新幹線をしたて
て東京から京都までキャンペーンをした時は嫌な顔ひと
つせずファンからの求めに応じサインやら写真やらとサ
ービスしまくりで奇行癖などみじんも感じなかったがな
あ。宗教かい?たまにというかよくいるよねこの手合い
は。宗教の自由は憲法で認められた基本的人権だからキ
リストでもお釈迦でもアッラーでも信仰は自由だけど、
他人が持つ自由も認めなければ成立しない自由である。
自由のはき違いは、お気の毒としかいいようがない。