2006年9月27日
まだつま恋にいる。
拓郎の1曲目は「ペニーレーンでバーボンを」。
同行したBは、その歌に歌われたあの伝説の原宿ぺニー
レーンのマネージャーで通称BOSS。このブログでは
Bと登場する。
「来て良かったなァ」
「おお」
と短い言葉を交わした。
天気が良く日焼けしそうなくらい暑い。そろそろ冷たい
ビールでもと思ったがドリンク売り場は長蛇の列。客席
の一番後ろの丘に仮設されたスタンド席のその一番後ろ
の高いところに陣取り見下ろせば会場全体が手に取るよ
うに見える。
「あれじゃ。30分並んでも買えないなあ・・」とB。
誰かいないかなあ・・・と回りを見わたすと、
「Iがいるよ。Iが」とB。
おーい!とIを呼びつけると、お久しぶりですと云うか
ら挨拶はいいからと2千円を渡しビール買ってきてくれ
んかと言いつけると、はたして40分後にビールを大事
そうに手で抱え戻ってきた。良き後輩は持つもんだ。
どこの社会でもそうだが初めて出あった時の上下関係が
死ぬまで続くもので、そういう意味でステージ裏にしつ
らえられた関係者テントになど顔を出すとお茶持ってこ
い、煙草買ってこいなどと小間使いをさせられそうだっ
たから、飯と用足し以外はテントには近づかず客席での
んびりと鑑賞した。陽が落ちて急に寒くなり出したころ。
山本コータローさんがやってきた。
「飲み屋で唄え!なんて云われると岬めぐり唄いますよ」
「嬉しいねえ。それはありがとう」
「でも。コータローの岬めぐりとナンカちがうんだなァ」
「それは俺も同じ。もう何十年も唄っているから当初の
歌い方と違ってきていて昔通りには唄えないから、こ
の前、大学の同級生と飲んでカラオケやったら78点
だったよ。やんなっちゃうよ。」
「誰だったけかなあ。都はるみさんか石川さゆりさんか
はたまた天童よしみさんだっけか。スタッフとカラオ
ケやったら、やっぱり歌い方が何年もの間に変化しち
ゃっていて、どーしても90点がでなかったってテレ
ビで言ってたよ」
「大御所にしてそーか。じゃあ俺も大御所だな」
ハハハハハ・・とバカ笑っていると中島みゆき嬢が登場。
会場全体をどよめかせる落陽で大花火大会となり大円団。
バスで静岡のホテルに戻りOB会の打ち上げに参加して、
翌日、家に帰ってくると、
「誕生日おめでとう」のカードに添えて、娘と倅からの
恒例(?)の誕生日プレゼントのシュークリームが2つ。
かみさんとひとつずつ分け合って食べた。