2007年12月18日
昨夜、友人のOから電話があって、来年の正月4日に行
われる中学の同級会への参加確認があったがまだ予定が
はっきりしていないから返事はしていないと言う。
Oは昔から正月は忙しい。新年会をいくつもかかえてい
て時にかけ持ちもする。同級会があるからと以前からの
新年の行事を断るわけにはいかんとは思うが、たしか、
前に食事をしたときは、4日は空いていると言っていた
はずだ。
「空いてるはずじゃなかったのか?」
「いや、空いてるんだが、これからなにか入るかも知れ
んので、行けるとは返事はしていないんだ」
「君ねえ・・。俺等の仲間内で一番優秀だったKとMが
一昨年昨年と立て続けに亡くなったから、その供養も
兼ねて彼等の思いで話でもして皆で集まろうと企画さ
れたじゃなかったのか?同級会は。幹事でもないのに
葉書を出して参加を呼びかけている呉服屋のYの身に
なってみろよ。空いてるにもかかわらずなにか入るか
も知れんと、まるで入るか入らないかわからんものを
優先するようなことではイカンのではないかァ」
「よし、わかった。正月4日は田舎に帰ることにする」
そんな会話をして家に帰ると、かみさんがどんな話だっ
たかまるで思い出せないがお祖父ちゃん(親父)の夢を
みたと言っていた。同級会・田舎・親父の話が3つ重な
って昨晩は、同級生・田舎・親父の夢を見た。
呉服屋のYに夕飯を食おうと誘うと、いや家で食うから
いいと断る。じゃあ、俺たちは帰るからなとYに声をか
け、帰る方向が一緒だからとOと二人連れで家にもどる
途中で親父とおふくろに会った。晩年は毛沢東よろしく
きれいに禿げ上がった親父ではなく髪が黒々としていた。
おふくろも若々しかった。ひさしぶりでしょうとOを紹
介すると活躍してるねえと親父もおふくろも喜んでいた。
もどった実家は知らない家だったが、これが新しい家だ
という。下町にありがちな隣と隣接して軒を並べている
ような家だったが、古いが木造の3階建ての京都のしも
たや風の立派な日本家屋だった。隣家はなにやら派手な
感じの造りで、聞くとデーブ・スペクターのテレビ事務
所だという。我が家の2階にはデーブさんの家から上が
るんだよ。上でつながってるんだとおふくろが言うから、
ごめんなさいましと声をかけて上がりこもうとすると、
デーブさんは不在だったが事務所に煙草を咥えて仕事を
している女性がいて、それが中学の同級生のS女史で、
あいついつから煙草吸い出したんだと思って事務所を見
わたすとどの顔も事務員は同級生だった。
妹が顔を出し早く来いというから上がっていくと、中も
立派な家で、いったいいつからこの家に住んでいるんだ
と訊くと、親父が亡くなってからだという。さっき親父
に会ったばかりなのにもう親父は亡くなってしまったの
か。親父がいなくてどうやってこの家を買ったんだと訊
くと買ったんじゃなく借りているとおふくろは言う。い
くらで借りているんだと言うと月70万円だというから、
70万円—!!!! そんな馬鹿な!!!
と驚いたところで目が覚めた。
しかし、子供の頃からその日あった事を夢に見るクセは
いつまでたっても直らないものだなあ。
しかし、値段は高すぎるけど立派な家だったな。家の周
りはまるで京都の何処かみたいで岡崎では見たことがな
いような風景だった。
Oとの同級会話の電話のついででYや同級生の連中が夢
でコンニチハはわかるけど、デーブスペクターが登場す
るとは思いもよらなかった。不在で会えなかったことは、
残念ではないけれど。