2009年1月20日
チェンジ! のオバマ氏が大統領に就任する歴史的な日だ
が、時差があって、この時間はアメリカ東部はまだ19日。
残念ながらまだ歴史の1ページはひらかれれいないので、
別の話を。
足立区生物館で、角質を食べる「エステ魚」が人気を集め
ていると読売新聞にでていた。
古くなった人間の角質を食べる習慣がある魚「ガラ・ルフ
ァー」がそれで、この魚は「ドクター・フィッシュ」の異
名をもつコイ科の魚。トルコの温泉など西アジアに生息す
る。35度以上の水温でも生存できるため、餌のない温泉
で入浴者の皮膚を食べ始めたとされる。されると新聞記事
はいうが、もともとはどこに生息していた魚だろうか。
調べてみると
ガラの中で最も知名度がアップした種類ではないでしょう
か?特にトルコの温泉地にいる系統は特異な生態をしてお
り、37度くらいの水温でも平気で活動することができます。
この魚は、人間の皮膚をかじる習性を持っており、魚が肌
をつつく際、古い角質を除去したり、不思議なマッサージ
を体感することができます。
アトピーや皮膚炎が治ったという事例も知られることから、
ドクターフィッシュという異名も持っています。このガラ・
ルファを使用した処置は、ドイツでは医療行為として認め
られているようです。成魚のサイズは、約10cmにもなりま
す。人に大変慣れ、飼育者が近づくと寄ってきます。
飼っていてなかなか楽しい魚です。
とありました。魚の登場はあきらかに人間の登場以前なの
で人の角質を食べるというこの習性をどこかのだれかが見
つけ、そう飼い慣らしたのだろうと思うが、もともとどこ
に生息していたかと云うことは分からなかった。
ネットには、その飼い方などの項目や店の紹介もあるから、
今では観賞用の魚として人気があるようだが、北京にはこ
の魚を観賞用とせず風呂に入れている温泉がある。不確か
だが、8号温泉といったかなその名前は。
街の中心を示める天安門の東にある開発区に、毎夜毎夜ち
ょっと不良な金持ち北京人や外人のたまり場になっている
ブロック8というクラブがある。最新の北京の夜の遊びス
ポットということで、ここは見学せにゃならんですよと事
情通に連れられ行ったことがある。店は3つのエリアに分
けられていて、真ん中が巨大なカウンターがある飲み場、
左にはディスコによくあったようなVIP席、右は日本食
レストランとなっているが、それぞれのエリアは簡単な壁
で仕切られてはいるもののドアはなく、真ん中の飲み場で
DJがチョイスする曲は大音量で全店に響き渡り、飯はそ
の音の中で食うという変わった店だった。
そのあたりが「最新スポット」たる所以だった。
しかし、大音量のヒップホップ系の耳をつんざくような音
が流れるテーブルで天ぷらなどを食うのが最新なんて・・
互いに大声で話ながら飯を食うのが最新なんて・・・
中国人の趣向はときによくわかりませんですなあ。
VIP席ではシャンパンがポンポンと勢いよく抜かれ、カ
ウンター席は注文をするのが困難なくらい人が群れていた。
事情通に云わせると、
「カウンターにほら。可愛い女の客がウジャウジャいるで
しょう。カウンターに陣取るとあの可愛い娘たちがすぐ
声をかけてきますよ。お友達になりましょうって。では
お友達になりましょう。カンパーイ! て酒を一緒に飲
むんですが、あれは客役という店の従業員ですよ。酔っ
ぱらってできあがって店をでてから客と不埒な行為にお
よぶとなれば、当局に目をつけられコラ! ってうるさ
いですから、採用試験は、容姿端麗、客役の従業員とは
わからない芝居上手、かつ、口説かれるふりして酒だけ
飲ますという技術がないと採用されないという難しいも
のらしいです。勿論ペイメントは厨房で働いている人間
の数倍はもらっているようですがね。でもきれいでしょ
う彼女たち。着てる服の趣味も東京とまったくかわりあ
りませんが、衣装代は自前です。そのあたりは中国人商
売上手いあるよ」
と耳打ちしてくれた。
「カスヤさんカウンターに行きますか?」
と誘ってくれたが、
「いやわたしは酒はあまり飲めないんです」
と断り遠くからながめるだけだったが、いやほんと、こん
なきれいな女がいるのか、人口が10倍なら美女も10倍
いるんだ、と感心するくらい美女揃いの店だった。
つけ加えておくと店は客でごったがえしていた。
帰りにエレベーターで、絶世の美女2人を両手に花で抱え
ているイケメン野郎といっしょになったが、事情通による
とイケメン君は北京で成功した韓国人の実業家で、美女共
も韓国人だと耳打ちしてくれた。
実業家だってェ?
どうせ、株や投機で儲けただけの野郎じゃないの?
それのどこが実業家なんだァ!
と、連中には理解できない日本語で叫ぶのが関の山だった。
彼等には理解できない日本語で叫ぶわたしの声を背に、お
迎えのロールスロイスに乗り込み消えていきやがった。
まあ、そんな連中の毎夜のたまり場がブロック8です。
話はながくなりましたが、そのブロック8のとなりが8号
温泉です。5階建てのフロアーのすべてに温泉があり(実
際の温泉ではないようです。ですから、巨大な銭湯です)、
食堂もあり、しかも食堂はただでうどんや水餃子などが食
べ放題といいますから、日曜日など家族連れで超満員だそ
うです。しかもいったん入れば24時間いっぱなしでOK。
入浴料は北京では高いものだそうですが、日本円からみれ
ば、東京にある町のサウナとかわらないとのこと。
この3階に、魚風呂があり、小魚がお湯に泳いでいて、入
ると身体に群がるように角質を食べるそうです。膝の角質
から足の角質、臀の角質と食ってくれるそうで、もちろん
魚風呂は別途料金だそうです。
垢擦りという部屋もあるそうです。韓国式に塩でごしごし
と身体を揉んで垢をとってくれるそうです。蜂蜜垢擦りも
あるそうです。ミルク垢擦りもあるそうです。温泉の泥を
つかった垢擦りもあるそうです。事情通にいわせると、何
回も行くと垢擦り屋と顔見知りになってこんな話をしてく
れましたという。どんな話かと云えば、
「わたしの垢擦りはただの塩もみではありませんよ。秘密
の薬をつかっていますから、よりすべすべになるんです」
と云って見せられたのがバスクリンでしたと耳打ちしてく
れた。ブラックライトで照らしたら身体中が真っ青に光る
ことだろう。
事情通も肘や膝や臀をつつく魚がなんという魚であるのか
を知らなかったから、さっそく教えてやろうと思う。