2006年8月25日
過日の夕方。家人と連れだって近所に新装開店した中華
料理屋に予約を入れ夕飯を食った。東京の郊外に店舗展
開しているいわゆるファミリーチャイナレストランで、
孫連れのおじいちゃんおばあちゃん。子供連れのおとう
さんおかあさんで賑わっている。
数年前、横田基地近くのホテルに数日間泊まり込んで仕
事をしたことがあるが、このホテルには食堂・レストラ
ンがなかった。そのかわりというか、かってはホテルの
敷地内であったであろうと思われる場所に、このファミ
リーレストランが建てられていて、ホテルのまわりには
飯が食えるような店は、道をはさんで向かいにある焼き
肉屋とそこくらいしかなかったから、昼はファミレス夜
は焼き肉。とメニューの手をかえ品をかえ食い分けたこ
とがあって、このファミレスの味は知っていた。味のこ
とだけいうと、悪くはなかった。量は少々すくなめだが
値段はいかにも安かった。餃子が190円。中国山椒を
山ほど入れた辛い!辛い!辛い!とメニューに辛いが3
つついた劇辛・麻婆豆腐などは意外にイケた。値段は6
80円。日本ではなかなかお目にかかれない西瓜ジュー
スもメニューにあった。
まあ、要するにそれにしては悪くはなかったなという印
象までであってそのレストランが近所に開店したからと
いって出かけるつもりはなかった。では、なぜ出かけた
かというと予約を入れてしまったからだ。最近は子供達
と一緒に夕飯を食う機会がさっぱりなくなってしまって
いる。ムスメはムスメでセガレはセガレで忙しいらしく、
なかなか一家そろわない。そんな折り、ムスメとセガレ
が「あの店ウマイのかなあ」と兄弟で話しているのを小
耳にはさみ、ちょうどいい機会だ今度連れて行ってやる
よひさしぶりに皆で飯を食おうと約束し、店に電話する
と予約もOKとのことなので、禁煙席を1テーブル名前
は○○。と予約をしたのだ。ところが当日の夕方になっ
てもムスメもセガレも出かけたっきり帰ってくる気配が
ない。忘れてるんじゃないかと心配してるところに、
「ゴメン。用事ができちゃった」とドタキャンメールが
2つ入りやがった。どーするゥ?予約入れちゃったから
なァ。としかたなく2人でファミレスチャイナに出かけ
たが、近所の寿司やの前を通りかかると玄関に暖簾をか
けに出てきたオヤジとばったり。
「お待ちかねのふぐの白子。入りましたよ!」
「・・・・・」