2009年1月15日
朝青龍、土俵に残るねえ。
毎回押しこまれるが、最後は相手がばったりと転ぶ。
もう28才で、かっての強さはなく、より稽古をしなけ
ればならない年になってきているにもかかわらず稽古か
ら遠ざかっている、と指摘されているが、昨日の一番で
もかろうじて土俵に残り勝ちを拾っている。その残った
格好が赤塚フジオ描くところのイヤミのシェーそっくり
なのは、もう強くはないが対戦力士に星を勝ち取る絶対
力はない、よって僕はまだ負けないぞー、という現実を
ポーズで表しているようだ。
だが、すくなくとも、この勝ち方では15日はもたない
だろう。もしこれで勝ち続けるとすれば、他の力士はな
にやってんの? とまたぞろ、ないとは思うが注射問題
がかしましくなるかもしれんな。
日馬富士、土俵に転ぶねえ。
新大関が初日から4連敗は史上初めてのことだそうだが、
こちらは押しこまれて負けているのではない。押しこん
で負けているのだ。なぜ押しこんで負けるのか。手だけ
で突進しているから、土俵際で相手にかわされるとつっ
かい棒がとれたように這いつくばるのである。初日二日
目はまだ挽回の余地はあったが、4日連続黒星じゃ、い
よいよ焦って足が動かなくなり、下手をすると新大関で
負け越し? が頭をよぎりまくってそれが更なるプレッ
シャーとなりますます足が動かなくなっている。大関昇
進を勝ち取ったここ数場所の相撲はまったく思い出せな
くなってしまっているという天国と地獄を味わっている
ところだろうと思うが、それが関脇という地位には与え
られていない国技のプレッシャーだ。頑張れ。